クラシック日記。

クラシックの世界を皆さんにお届けします。

東京佼成ウインド・オーケストラ 第3回大阪定期演奏会

ふと、ブログというものしてみたくなったので始めてみます。

このブログの概要などは、次回にするとして

今回は去年のとある演奏会のレポートです。

 

2018.11.24

東京佼成ウインド・オーケストラ

(以下、TKWO) 第3回大阪定期演奏会

大阪市福島区ザ・シンフォニーホール

開催されました。

3連休ということで客席も8~9割程が埋まっていました。

 

今回の曲目は、

1.呪文とトッカータ/J.バーンズ

2.交響詩スパルタクス」/J.ヴァンデルロースト

3.ピータールー序曲/M.アーノルド/近藤 久敦  編

-休憩-

4.組曲展覧会の絵」/M.ムソルグスキー/高橋 徹  編

 

と、吹奏楽ファンにはお馴染みの4曲。

 

 

ここで、今回の指揮者の紹介を。

 

カーチュン・ウォン(Kahchun Wong)氏

1986年生まれのシンガポール人。

中学生時代にTKWOの今回のプログラムにもある、「呪文とトッカータ」にはまり、TKWOのCDをいろいろ買われたそう。

ちなみに、この定期演奏会の前日に開催された東京でのTKWOの第141回定期演奏会でも話題になった、本番は変拍子が多い曲ばかりにも関わらず、指揮者用譜面台無しでの指揮をこの日もされていました。

 

1曲目の「呪文と〜」の最初の1小節目のティンパニと低音楽器の四分音符が始まった時点で度肝を抜かれました。

 

2曲目の「スパルタクス」は、これぞTKWOというサウンドでカーチュン氏との化学反応が現れ始めていました。

 

3曲目の「ピータールー」が演奏される前、ステージの上手と下手にスネアドラムが一台ずつセットされ、演奏は始まりました。

激しい部分になるとステージの上手、下手だけではなく本来の打楽器の位置と、

3つの場所に置かれたスネアドラムがサラウンドの状態を作り出し、これぞライブの真骨頂、とも言えるような臨場感に包まれました。

 

そして20分間の休憩を挟んだ4曲目「展覧会の絵」は、

聞き馴染みのある

モーリス・ラヴェル

(Joseph-Maurice Ravel)氏のオーケストラ編曲版によるものではなく、作曲者である

M.ムソルグスキー

(Modest Petrovich Mussorgsky)氏のピアノの

原曲を高橋 徹氏が編曲したものでした。

高橋氏は大阪音楽大学の教授をされています。

今回の演奏会には、高橋氏も来場され、カーテンコール時にカーチュン氏に立ち上がるよう言われ、演奏者、観客、あの場所にいる全ての人から賞賛の拍手が送られました。

 

カーテンコールは、3.4回あり下にあるカーチュン氏のTweetの映像もこの時に撮ったものです。

 

人生初のTKWO、最高でした!!

 

(是非とも、カーチュン・ウォン氏の指揮で

アルメニアン・ダンス」全曲演奏を聴いてみたいと思う今日この頃。)